シュハリ~守破離

シュハリとは

一橋大学名誉教授 野中郁次郎氏により命名されたシュハリは、ナチュラシステムズが取り組んできた「プロセスを辿ることのできる情報共有の仕組み」を形にした業務改善ソリューションで、業務を3層構造のテンプレート化するという概念を持つ。

型を忠実に学び基本を習得する段階を『守』。その型を打ち破り、新しい型を創る段階を『破』。既存の型や知識にとらわれず、模倣していたものから離れ自ずと自在の境地に至る段階を『離』と云う。

シュハリは、この守破離の型(=機能性、規範性、統合性を有した業務テンプレート)をコントロールし、型を覚え・型を守り・型を変え・更に上位の業務へ改革していくという現場の想いを組み込んだ業務改善ソリューションである。

守破離とは

そもそも守破離とは、高坂弾正昌信の「甲陽軍鑑」に記された兵法用語である。

この段を千利休が詠み、これを江戸千家:不白流茶道開祖の川上不白が「不白筆記」横井淡所の「茶話抄」等で説き、『道』の指針となった。

世阿弥が「風姿花伝」で記した、能の精神である「序破急」が根底にあるとも云われ混同しがちだが、諸偉人が辿り着いた先が後世に纏められただけで、関連は薄い。

規矩 作法 り尽くして るとも るるとても 本を忘るるな(利休道歌)

或時、武家万上手下手を問ふ、予答テいふ、守破離と云事軍法用、尤用方違ひ候へ共、茶道二取て申候ハゝ、ハ下手〈尤常躰ノ下手トハ違ひ候、事サヲシテ夫ニツナカレタル物也、守株待兎、〉ハ上手〈尤常ノ破トハ違候申候、守テ破ル也、時二寄テ守ルモ法、破ルモ法也、見風遣帆、〉ハ名人〈常ノ離タルトハ違候、事サヲ壷シ、離レテ守ル、応無所住而生其心、〉(茶話抄)

守破離と申三字ハ軍法の習二在リ。はマモル、ハヤフル、ははなる、と申候。弟子に教ルハ此守と申所斗也。弟子守ヲ習熟し能成候へば自然と自身しりヤブル。是ハまへに云已が物二成りたるが故也。上手の段也。扱守ニテモ片輸、破ニテモ片輸。此上ニツヲ離レテめい人の位也。前の二つを合して離れて、しかもニツヲ守ル事也。此守は初ノ守トハ違也。初ノ守ト今此守ト如何。此一段ハ誠二一大事の教也。工夫有へし(川上不白筆記)